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06.18
かなり前のマンガになりますが。

『りざべーしょんプリーズ』というマンガがあります。

見習い添乗員(ツアー・コンダクター)の旅先での奮戦記…かな?
主人公のちえりはそそっかしさんで、旅先で色んなトラブルに見舞われながらも、旅の中でたくさんの気づきを得、客にも与えていく。ピンチの時に救いの手を差し伸べる、無骨な先輩の日向はちえりの成長の“水先案内人”です。
私は「こんなにうまくいくワケないじゃん!」と思いながらも、このマンガが好きで、いつも読んでた。“こんなに…”と思いながらも、共感できる部分は多かったし、何よりうらやましかった。

当時の私は、ちえりと同じ立場だったから。

旅程管理主任者資格。
あまり知られてませんが、簡単に言えば“ツアコンの免許”です。
取得には色々条件がありますが、そこはぐぐってみて下さい。私が取得した頃と違う部分もあるだろうし。私が取得したのは、今でいう総合(国内外のツアーに添乗できる方)です。受験料&受講料がえらく高かったので、“金で買った資格”のような気がしてならないんですが(^^;

地元の有名エリアのホテルに内定が決まってたのを蹴って、某旅行会社の子会社に入ったはいいけど、当時のツアコンは今でいう“派遣”の形態を取っていて、しかも派遣よりもっと待遇に問題がありました。
(むしろ、派遣の方が好待遇だったと思います)
旅行業法における勤務時間は決まってますけど、ツアーに出てしまえば変動しますし、日給月給なのでツアーのアサインがなきゃ給料になりません。しかも、一度アサインを受けてしまったら(基本的に)交代はできません。自分で行きたいツアーを選ぶこともできません。指名が入れば別ですけども。「行く」か「行かない」かの二択です。でもって、ツアーの前後にも“お金にならない仕事”があります。日当は出ますが。今でこそ日給も増えましたし、待遇も相当に改善されましたが、昔は社会保険も雇用保険も退職金もなく、労災しかなかった職業です。

ツアコンは、体力と精神(あとお金;)に余裕がないとこなせない職業でした。
常に1つ先の観光場所へのリコンファームに追われるので、「とにかく走れ!」と言われました。携帯が普及してない頃でしたので、実際に電話に向かって走ってばかりでしたネ(笑)。移動中に部屋割りをし、レストランと場所の交渉することもありました。ホテルに着いても、支払いしたり、避難経路を確認したり、客の部屋を廻ったり、食事の打ち合わせしたり、翌日の観光先へのリコンファームをしたり、バスの座席表を作ったり、ツアーレポートを書いたりしなきゃならないので、その実あまり外出するゆとりはありません。…作る人もいましたけども。

なので、かなり余裕ある風なちえりがうらやましかったです。

いつも「こんなにうまくいくワケないじゃん!」と思っていたけれど、ちえりの言うことには共感できて、納得できるものが多かったんです。例えば、インドツアーの話とかね。
たった一度のツアーで、人生が変わる人がいるかも知れない。
そういう人を旅に連れて行くのが自分の仕事。
ちえりはそう思ってて。私もホテリアやツアコン選ぼうとしてたのが“誰かが感動する場に立ち会いたい”気持ちが強かったからだったので、あー分かるーって思ってました。さすがに、日向さんの救いの手は現実としてありえないけど(笑)。
共感できるからこそ、このマンガを手放さなかったし、ツアーに持ってってました。ちえりと自分を重ね見てたんでしょうね…今にして思うとイタい子だったなあ(^^;

――で?

“誰かが感動する場”に立ち会えたのかって?

ええ、立ち会えましたよ。もちろんです。
子ども相手のツアーに多くアサインされ、それなりの評価をいただいていたので、のちに修学旅行担当になりました。一生のうちに三度しかない旅です。その“思い出の旅”に随行させて頂き、彼ら・彼女らが自分の日常から離れ、初めて見る景色や人のぬくもりに感動してる様を拝見いたしました。目をキラキラさせて、頬をうっすら赤く染めて。別れの際には大泣きしてくれて。ようやく、私はちえりと同じ視点になれたなあと。――自己評価ですけどね。

このマンガは本屋で見かけることがなくなって久しいのですが、近年の電子化に伴い、電子書籍として再び見ることができるようになりました。今の私はちえりとは全然違うところにいるけれど、当時を思い返しながら久々に読みたいなあ。



私が初めて行った国の、初めて行った街。

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ひっそりと海の向こうと交流しながら、日夜自分のために勉強中です。図書館大好き♪

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